新聞折込コラム

新聞折込で集客を図る!「商圏」を把握するー後編ー

2021.07.13

#新聞折込 #商圏 

前編の「商圏について」では、様々な立地条件によって商圏の形が変わることをお話ししました。
今回は、自店の商圏をどのように把握していくか、その方法についてお話しさせて頂きます。 

身近なものを使って自店の商圏を把握する

現在、商圏を分析するソフトや、ツールが世に出回っており、それらを活用することで商圏の分析ができますが、
今回は、自店にある身近なものを使用して、簡単に商圏を把握する方法をお伝えしようと思います!

1.自店にポイントカードがございましたら、そちらの顧客の住所データをご用意ください。
ポイントカードがなければ、お客様の住所が分かるものをご使用ください。

2.町丁目ごとに集計します。

3.各人数を 全体数から割っていき、パーセンテージを出していきます。
パーセンテージが50%までの地区を一次商圏、70%までの地区を二次商圏と仮説します。

つまり、上記の図では、A町1丁目、2丁目、B町1丁目にお住まいの方が、一次商圏の対象、
B町2丁目、3丁目にお住まいの方が、二次商圏の対象となります。

一次商圏の地区にお住まいの方々が、お店の運営を左右するキーパーソンとなります。

一次商圏は、販促を行う際には必ず押さえてください。
そして、ご予算の関係もおありかとは思いますが、二次商圏までは自店の情報は届けたいですね。
二次商圏になりますと、競合店の存在も出てくると思われますので、自店に吸引する為にも、情報発信は必要になってまいります。

商圏の分析方法は業種により異なる!?

商圏の分析は、先に述べた方法もありますが、業種によって様々な手法があります。

たとえば、飲食店ですと以下のような分析がございます。
市街地立地の場合 1次商圏⇒半径500m、徒歩で約5~10分
郊外型立地の場合 1次商圏⇒半径3Km、 車で約5~10分

飲食以外の小売り業ですと、年に1度の来店客調査を実施することもお奨めです。
一次商圏内に競合のお店がある場合には、そちらの店舗を徹底的に研究することも必要です。
また、商圏内にお住まいの方々数名でグループインタビューを行うのも、お客様の生の声を聞ける貴重な機会かと思います。

おわりに

2回にわたって、新聞折込の「商圏」について取り上げさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
このように、様々な手法で自店の商圏を把握することが、店舗運営においては不可欠なことと感じております。


今回はとても簡単に書かせて頂きましたが、ご不明な点などございましたら、是非下記よりお問合せください。